galerie kaigetsu

太い首を捻って後ろを振り向く様子が、とても可愛くて、思わずクスッと
笑ってしまいます。
丸いお尻の後ろ姿も可愛いですね。
「ん、何？」という声が聞こえそうです。
こういう表現が、実に上手い作家さんだなと思います。

カバをモチーフに制作を続ける彫刻家・山田実穂さんは、彫刻作品としての肉感などが表現されている中サイズから大きなサイズの作品と、
ユニークな発想で擬人化された「カバくんシリーズ」を制作されています。
カバ単体の彫刻作品も素晴らしいですが、それだけでなくその背景や周辺の木々や風・星などを巧みに表現し、一つの作品として素敵な世界観を表しています。山田さんの造形力の高さが窺い知れます。
「かばくんシリーズ」は、そのユーモラスな姿に自然と笑みがこぼれます。愛らしい表情は、手元に置きたくなリますね。


[サイズ]
高さ_約１２cm
体長_１７cm

[素材]
テラコッタ

[山田実穂・略歴]
１９７７年　生まれ
２００２年　筑波大学芸術研究科長受賞。同大学院修了
２００７年　松本芸術文化協会美術賞受賞
２００８年　かばのはこ出版
２０１１年　上野動物園かば来園百周年記念展出品
２０１２年　横浜美術館ワークショップ開催
２０１８年〜２０２０年香港在住・現在長野県松本市在住
主な個展　高島屋日本橋・大阪ギャラリー雲母・長野ギャルリ灰月など


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